2023&2024就活に必須!WEB面接のマナー&心構え

目次

はじめに

新型コロナウイルスの蔓延に伴い、不要不急の外出や移動に自粛が求められるようになりました。
就職活動も例外ではなく、従来のように企業に応募者が足を運んで面接をするということについて抵抗のある人もいます。もし面談をするとなっても、いわゆる三密を避ける工夫をしなければならず、応募者にとっても採用担当者にとってもなかなか対応に苦労しているのが現状です。

そんななか、注目されているのが「WEB面接」です。パソコンやタブレット・スマホなどを用いて、WEB会議アプリを通じて面接をするというスタイルです。
しかし、比較的新しい面接の形なので、どのようなものかわからない人も多いと思います。

ここでは、WEB面接の概要とどういうことに注意すべきか、ポイントを絞って紹介します。

WEB面接ってどんなスタイル?

WEB面接とは、インターネット回線を通したビデオ通話による面接です。端末としてパソコンを使うことが多いですが、後述するアプリが動く環境であればスマホやタブレットなどを使うこともあります。

使用されるアプリは、ZoomやSkype、FacetimeやLINE通話など音声とビデオ画像を同時に送信できるものを使うことが一般的です。企業によってはWeb面接に特化したツールを利用することがあります。新型コロナウイルスの拡大による自粛期間の前後からさまざまなアプリが登場し、インターネットを使った通話環境が普及してきました。
現在では4G回線の普及でインターネット回線の高速化と安定化が進んでいることもあり、インターネット上でも安定したやり取りが行えるようになってきていることも普及を後押ししています。

Web面接は実施する企業側にとってもユーザーにとっても、たくさんのメリットがあります。
新型コロナウイルスの拡大を防ぐ観点からもWEB面接を実施する企業は増加傾向にあり、今後もその傾向が続くとみられます。

WEB面接のメリット~企業側~

WEB面接を実施する企業では、下記のようなメリットがあるようです。

  • 面接会場の準備が必要ない
  • 移動時間が必要なく担当者の隙間時間で対応できる
  • 遠距離にある企業でも面接が受けやすい(地方のみならず海外も対象にできる)
  • 面接の様子が録画・共有できる
  • 応募者が緊張しにくく、素の様子が見えやすくなる

WEB面接のメリット~応募者側~

応募者にも以下のようなメリットがあります。

  • 面接時の移動費用や時間がかからない
  • 多くの企業に手軽に応募できる
  • 時間に融通が利く
  • 緊張しにくい環境で面接が受けられる

WEB面接のデメリット

一方、WEB面接にはメリットもたくさんありますが、デメリットもあります。

  • 回線品質が低いと通話がしづらい
  • カメラやライティングにより、顔が見えづらくなる
  • 外部音により発言が聞きづらいことがある

インターネット回線を通しての面接のため、どうしても通信環境に左右されることがあります。回線の品質が低いとビデオ画像が粗くなったり、ストップしてしまったり、声が途切れたり、最悪の場合は回線が切れてしまったりと、きちんとした会話が成り立たなくなってしまいます。
また、光の加減やカメラの具合によって、通話者の顔が見えないことや、外部からの雑音により発言が聞きづらくなってしまうこともあります。
通常の面接とは異なり、遠隔地同士で会話をするからこそのデメリットもありますので、注意が必要です。

WEB面接で注意をしておきたいこと

デメリットで書いたとおり、WEB面接はインターネットを通して実施するため、回線の品質がとても大切です。
カメラやマイクの性能よって、表情のみやすさ、会話の聞き取りやすさなどが変わります。ここでは、WEB面接の際に注意しておきたいことをまとめました。

事前準備~安定して通話できる環境を整えよう~

まずは安定して通話できる環境を整えましょう。

インターネット回線

自宅にインターネット回線があるのであれば、有線接続のできるパソコンを使った通話がもっとも安定します。無線環境でも問題ないことが多いですが、なるべく新しい規格に対応した無線LAN機器を使い、電波の届きやすい場所から接続しましょう。
スマホなどから接続をする場合は、データ量に余裕があるかを確認します。その月の高速通信容量を使い切っており、速度制限が入ると、画像が荒くなったり回線が不安定になったりする可能性があるためです。

イヤホン・マイク・カメラ

通話の際、相手の声を聞きやすくし、自分の声をクリアに届けたいなら、イヤホンとマイクが一体となったヘッドセットがおすすめです。大掛かりなヘッドセットではなくても、スマホ購入時に付属していたイヤホンマイクでも十分な性能を発揮します。
パソコンやスマホにもスピーカーやマイクがついたものがありますが、会話中に外部の音を拾ったり、スピーカーの音をマイクが再度拾って聞きづらくなってしまうことがあるため、イヤホンとマイクは専用のものを使いましょう。

カメラは、ノートパソコンやスマホ・タブレットではビデオ通話用のカメラが付いていることがありますので、それを使用すれば十分です。画質を求める場合は外部カメラを接続することも可能ですが、その分データ容量も大きくなりますので注意しましょう。
カメラが付いていない場合は、必ず用意をしましょう。WEB面接とはいえ、採用面接ですからお互いの顔が見えることは大原則です。

その他、準備しておくべきもの

WEB面接を受ける人の中には、通信環境や通話機材の揃ったネットカフェなどを検討する人もいます。
しかし、屋外だと周囲の音をコントロールすることもできませんし、周囲に人がいると大切な話がしにくくなります。そうなってくると、面接の目的が果たせなくなります。ハキハキと大きな声を出しても周囲に迷惑がかからないよう、できれば自宅で受けることをおすすめします。

スマホやタブレット、ノートパソコンなどで面接を受ける人は、バッテリーが切れてしまわないようにも注意しましょう。通話途中で電源が切れてしまうと、その時点で通話も切れてしまいますので、面接が完了できません。
スマホやタブレットの場合なら、手持ちを避けます。なるべくテーブルなどに固定できるようにしましょう。角度を調整できるスタンドなどがあると便利です。

服装も大切なポイントです。
WEB面接とはいえ、採用面接に変わりはありません。特に指定がなければ、スーツを着用し、髪型や化粧にも気を配り、身だしなみを整えておきましょう。

準備不足でまさか!が起こる WEB面接の落とし穴!

事前準備をしっかりできても、WEB面接には他にも気を配るべき点がたくさんあります。下記は実際に起ったWEB面接の失敗談。同じ失敗をしないよう、十分に注意をしてください。

カメラを動かした拍子に、散らかった部屋が写り込んじゃった!

スーツも新調して、メイクもバッチリ。受け答えもハキハキとできて、順調に進んでいたWEB面接。身振り手振りを交えて意気込みを熱っぽく話していたら、カメラがつなっているケーブルに手を引っ掛けてしまい…。あさっての方向を向いたカメラが捉えたのは、散らかった汚部屋。一瞬の出来事でしたが、採用担当の方の引きつった表情が忘れられません…。

カメラに映らないからといって、片付いていない部屋でWEB面接を受けるのはあまりよくありません。いくら本人がスーツで身だしなみを整えていても、散らかった部屋が写り込んでしまってはやはり印象が良くありません。
背景にあまり何もなく、できるだけものが写り込まない状態に整えておくことをおすすめします。

バーチャル背景の利用はOK?NG?
ZOOMのバーチャル背景設定(イメージ)

会話に使用するアプリによっては、バーチャル背景の利用ができることがあります。これは、通話している人物をコンピューターが認識して、人物以外の背景を切り抜いて、別画像に差し替えてくれる機能です。
殺風景な背景をにぎやかにしたい時や、写ってほしくないものが背景にある場合に役に立つ機能ですが、採用面接の場合はおすすめできません。
賑やかしい背景は採用面接にふさわしくありません。また、バーチャル背景を使うということはなにか写してはいけないものがあるのではないかと勘ぐられる場合があります。パソコンやスマホなどの性能によっては、バーチャル背景の切り抜き機能がうまく動作しないこともあり、通話者と背景が混ざり合ってしまうこともあり、印象を悪くすることもあります。

いつも使っているアカウント名が恥ずかしい名前だった!

WEB面接に指定されたツールは、もともと良く使っていたもので、アカウントも持っていました。WEB面接当日、何も考えずにログインをしたところ、「○○さん?◎△$♪×¥○&%#?!(恋人の名前が入ったアカウント名)で合っていますか??」と採用担当者に聞かれ、赤面!WEB面接ツールにアカウント名が出ることをすっかり忘れていました…。

最近では、インターネット通話を日常的に使う人も増えており、アカウントを持っている人も少なくありません。使い慣れたものを…というのは良いのですが、アカウント名がふざけたニックネームだったり、プロフィール写真が恋人と写っているプライベートなものだったりする、ということはありませんか?
WEB面接はオフィシャルな場です。もし、外部に出して憚られる名前や写真であれば、事前に差し替えておきましょう。

WEB面接の心構え!通常面接と同じところとWEB面接ならではのところ

WEB面接と言っても、通常の採用面接と同じく、就職活動の一つになります。したがって、面接に臨む際の心構えは同じですが、WEB面接ならではの部分もあります。

事前に練習をしておこう!

事前に面接のシミュレーションをし、想定される質問について受け答えを準備しておくことは、通常の面接もWEB面接も一緒です。可能であれば、家族や友人、学校の就職担当と練習しておきましょう。

WEB会議の場合は、上記に加えて、実際にインターネットに接続してみることも大事です。スムーズに接続ができるか、相手から自分はどのように写っているか、写ってはいけないものは身の回りにないか、通話の品質はどうか、相手に聞きやすいスピードで話ができるかなど、実際に試してみないとわからないことがたくさんあります。
ぜひ第三者に協力をしてもらい、WEB面接のリハーサルをしておきましょう。

WEB面接にトラブルはつきもの。ある程度想定をしておこう!

事前にきちんと準備をしていても、インターネット回線を使う以上、回線が途切れたり通話の品質が急に悪くなったりということはあります。こうしたトラブルによりWEB面接が中断されてしまったら、どのようにすればよいでしょうか?
まず第一は、落ち着くことです。WEB面接にはトラブルはつきものです。一度回線を切り、再度接続を試してみましょう。もしそれでもうまくいかなかったら、遠慮せず、採用担当者に連絡をしましょう。原因がどちらにあるにせよ、何らかの手段を講じてくれるはずです。

また、WEB面接の場合、指定された時間に指定の方法でアクセスするようになります。時間ピッタリにアクセスをしようとすると、うまく接続できなかった場合に間に合わないこともあります。特に多数の面接者が同時に接続する場合は繋がりづらくなるようです。ある程度余裕を持って、接続するようにしましょう。

逆に、時間になっても採用担当者が現れないこともあります。自分側のアクセス方法が誤っていることもありますが、回線のトラブルなどで採用担当者が接続できないのかもしれません。5分程度待っても面接が始まらない場合は、念の為、電話やメールなどで採用担当者に確認してみても良いかもしれません。

まとめ

WEB面接は、近年急速に普及した面接のスタイルです。従来の面接と比べ、企業側にも応募者側にもさまざまなメリットがありますが、一方で新しい面接スタイルのため、準備不足やインターネットの問題でトラブルが起こりがちです。
WEBの特性を理解し、ある程度の心構えをもっておくことがWEB面接で失敗しないポイントです。
これまでとは異なる就職活動に戸惑うこともあると思いますが、しっかりと準備をして乗り切っていきましょう!

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