赤ちゃんが生まれてはじめての一大イベント お宮参りとお食い初めって!?
もうすぐ待ちに待った我が子との対面を楽しみにされているパパママ。大変な出産を終え一息つく間もなく、待ったなしの子育てへ突入されたパパママ。
赤ちゃんが生まれたらお宮参りをするんだというのはご存知の方も多いと思います.でも、それっていつ、どこでどのようにするのか。
ほかによく聞くお食い初めとはどう違うの?一緒にしてはいけないの?そんな具体的なことはよくわからない方も多いのではないでしょうか??
今回はそんな疑問にお答えし、当日、みんなが笑顔で赤ちゃんの健やかな成長を願える行事になるよう少しでもお手伝いができればと思いその疑問にお答えしていこうと思います。
では、さっそくお宮参りとお食い初めの基本的な意味合いからご説明します。
▼お宮参り(初宮参り)
赤ちゃんが無事に生誕1ヶ月目を迎えた事を産士神様や氏神様に感謝し報告する行事です。
古くは男の子は生後32日目、女の子は33日目にお参りされていたようですが、
現在は生まれた日を1日目と考えて男の子は生後31日や32日、女の子は32日や33日、おおむね生後1ヶ月頃に行われる事が多くなっています。
また京都では女の子が早くお嫁に行けるようにと、男の子より早い時期にお宮参りを済ませる風習もあったりと、お参りに行く時期については各地域によっての違いもあるようです。
▼お食い初め(百日祝い)
生後100日~120日頃の乳歯が生え始める時期に「一生涯、食べる事に困らないように」との願いを込めて
お祝い膳を用意し食べる真似ごとをして赤ちゃんの健やかな成長を願う儀式です。
このようにお宮参りとお食い初めは行う時期、意味合いともに違う行事となります。
ですが、生後1ヶ月といえば赤ちゃんは首が座らない状態、ママもまだまだ体調が整わない頃かと思います。
お宮参りが初めての本格的な外出になる方も少なくないと思います。
さらに生後1ヶ月頃ではまだまだ授乳間隔も短くママには大変な一日になりそうです…
生まれ月によっては寒かったり暑かったりも心配ですよね。
こういった状態が落ち着くのは個人差はありますが生後100日頃となるため、最近ではお宮参りとお食い初めを同時にされているご家族も多くいらっしゃいます。
赤ちゃんやママの体調を優先して、みんなの都合のつく日取りにするのが素敵な1日にするためのコツです。
では次からはどこでだれとどのようにするのかという疑問にお答えいしていこうと思います。
▼どこでするのか?
赤ちゃんが産まれた土地の守り神である産土神さまや赤ちゃんがこれから育っていく土地の氏神さまにお参りするのが本来のスタイルですが、
安産祈願でお世話になった神社にお礼参りを兼ねて行かれる方や地元のお宮参りで有名な神社へ参拝される方も多いようです。
▼誰といくのか?
本来はお宮参りは母方がお膳立てして、父方が参加するものとされてきました。母親の忌が明けるのは75日後から百日後とされており、
そのため正式には忌中である母親は参加せず赤ちゃんは父方の祖母が抱っこしてお参りするのが正式ではあります。
しかし、現在ではそれぞれの家族が遠方に住んでいたり家庭の事情も多種多様です。父母ともにお宮参りに参加する方も圧倒的に多くなってきました。
都合がつけば両方の両親が一緒に行かれてみんなで赤ちゃんの健やかな成長を祈願するのもいいでしょう。
▼赤ちゃんの服装は?
白羽二重の着物を着せた上から祝い着をかけるのが正式なものです。
祝い着は男の子であれば鷹や兜などの勇ましい柄が描かれたものが定番で色は黒や紺が好まれます.
女の子であれば花柄や蝶、手まりや御所車などの柄が定番で色は赤やピンクが好まれます。
祝い着は母方の祖父母が用意するのがしきたりですが、現代ではお父さんお母さんで用意されたり、レンタルを利用される方も増えています。
祝い着の下に着るものも季節に合わせてベビードレスや産着など赤ちゃんが快適に過ごせる服装で大丈夫です。
▼家族の服装は?
昔は母方と父方の祖母は黒留袖が正式とされていましたが、最近は訪問着やつけ下げ、色無地など落ち着いた色合いで清楚なものが好まれる傾向にあるようです。
また、着物を着慣れない方も多くなってきたので洋服でお参りされる方も多くなりました。
洋服の場合は露出は抑え、女性はフォーマルなワンピースにジャケットやスーツのセットなどを選ぶと良いでしょう。
また、お母さんは赤ちゃんのお世話がしやすいように工夫された授乳用のワンピースでもいいと思います.
男性はスーツが良いでしょう。
大切なのはみんなのバランスを揃えることです。両家でお参りする際には事前に服装の確認をしておくのが良いでしょう。
▼お参り当日の流れ
まず神社によっては事前の予約が必要な所もあるのでご確認ください。
・受付をしたら初穂料を納めます。金額としては5千円や1万円が多いようですが、こちらも神社によって違いあるのでご確認ください。
・受付が終われば祈祷となります。
・神社での説明がありますのでそれに従い進めていきます。
・祈祷が終わったあとは記念写真を境内で撮られるのも良いと思います。
・最後にみんなで食事をする方も多いようです。
お宮参りとお食い初めを同時にされる方はこの食事会の際に祝い膳を赤ちゃん用に用意されると良いでしょう。
それではここからはお食い初めの流れをご紹介したいと思います。
▼お食い初めはどこで誰とするの?
基本どこでもOKです。
赤ちゃんのお母さんが祝い膳を用意する場合やおばあちゃんが協力してくれることもあると思います。
そういった場合は自宅や協力して下さる方のおうちなどが都合がいいでしょうし、
みんなで赤ちゃんの紹介も兼ねて行う場合は、お食い初め膳の用意ができる料亭や、レストラン等で行う事も多いようです。
この日にお参りにも行かれるなら、お参りに行った方がお食い初めにも参加するという流れが多いかと思います。
▼お食い初めの料理
お食い初めの料理は一汁三菜が基本となります。
赤には古来より魔除けの意味合いが込められていると言われているので、ご飯は赤飯、尾頭付きの鯛は欠かせません。それにお吸い物、煮物、香の物を添えるのが一般的です。
お吸い物には「吸う力」が強くなるという意味合いがあり、二枚貝のようにぴったりと将来の伴侶と末永く結ばれるように、
という意味のあるハマグリや背中が曲がっていることから長生きができるようにとの意味があるエビなどを具材とします。
煮物には紅白の人参や大根、亀の甲羅の形に模して六角形に切ったカボチャ、旬の野菜を使います。
香の物には旬の野菜をつけた物や酢の物、しわしわになるまで食べ物に困らないようにとの願いを込めて梅干しなどを用意します。
あともう一つ、お食い初めの祝い膳に欠かせないのが「歯固め石」です。
「歯固め石」は丈夫な歯になるようにとの願いを込めて氏神さまの神社の境内から授かってくるのがよいでしょう。
儀式が終われば感謝の気持ちを込めて再び境内に納めます。関西の場合は歯固め石の代わりにタコを用いることもあります。
祝い膳の食器は正式には漆器の高足御膳となります。
漆の色は赤ちゃんの性別により異なり、男の子は内側外側ともに赤色で、女の子は外側が黒色、内側が赤色となります。
ただ、地方によっては逆なこともあるようです。
▼お食い初めの進め方
・赤ちゃんに食べさせる真似をします。
・食べさせる役は参加した身内の中で一番最年長の方となります。
・赤ちゃんが男の子なら男性の最年長者、女の子なら女性の最年長者となります。
食べさせる順番もあり、
お赤飯→お吸い物→お赤飯→魚→お赤飯→お吸い物→お赤飯→煮物→お赤飯→お吸い物→お赤飯→香の物(酢の物)→お赤飯→お吸い物→お赤飯→歯固め石→お赤飯→お吸い物→お赤飯
の順番となります。食べさせる役の方には事前に順番の書いた用紙などをお渡ししておくといいかもしれませんね。
お食い初めの儀式が終わったあとは残った御膳は大人達で頂いてかまいません。
▼写真はプロにお願いした方がいいの?
産まれて初めてのお参りやお食い初めの記録は残しておくと家族の宝物になるのは間違いありません。
きちんとした写真は 当日の赤ちゃんへの負担軽減の為にも前撮りや後撮りでの撮影をオススメします。
また写真館(フォトスタジオ)を利用する事で赤ちゃんの祝い着をお参りの際にレンタルしているスタジオも多くあります。
そういったサービスを上手に利用するのも一つの手です。
ここまでお宮参りとお食い初めのことをご説明してきましたが、
一番大切なのは赤ちゃんや家族に負担のないよう 出来る範囲で気持ちを込めて行事を進めることです。
知識は身につけつつ、ご自分達にあった形で素敵な日を迎えられるのといいですよね。
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